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いそがしいと言うか~
あまり仕事が無いので、先で炉作りの仕事が頂ける様にと、

見積もりの積算をする為の拾い出しをして、すぐに時間が過ぎて行きます~

お客様よりの図面73枚、

数年かけて可也詳細な設計をされて居るので、読解にすこし時間が掛りましたが、

月末までには何とか成り、お返事と良い提案が出来そうです。

A軸は、コネクターの半田付けと、

リレー回路の電装が、まだ残っていますがしばらく、数日は、お休みです。

ただこの仕事が決まれば、このCNCが活躍する部品製作も、沢山あるので、

多少残業時間や、部品代等の費用が掛かっても、出来るだけ早急に仕上なければ成りません。

所謂、尻に火が点いた状態です。


さて、さて、

前回の続きですが、組込んだ減速機は、

20年前に試作した、画像比較式の鍛造品検査装置に使用していた物です。

因みに、製品名は、自動検査装置「健さん」でした。


余談ですが、「健さん」と言う名前、

世界的な俳優の高倉健さんにあやかろうと言う事で、命名しました。

この装置が有名に成る様に、との願いと共に、

「死んで貰います」と言う、あの有名な台詞の様に、

検査を始めると不良品を選別し、

撥ねまくる、そのような鮮やかな性能を、お客様に伝えたくて、

しかも、見事に「検査」の韻を踏んでいるので付けました。


ただ、見事に売れませんでしたね~

最近なら、不良品が社外に出ると、信用問題に成り、

事故にでも成れば、PL法関連で、会社の危機もあり得る為、

そこそこ売れるかもしれませんが、

当時は、まだ検査に、余分な費用を掛けるより、

一個でも余分に、品物が出来るように生産設備に、

お金を掛ける方が合理的と言う考えが主流で、見学や問い合わせに追われ、

商売に進展しませんでした。つまり20年程早すぎました~

という事で、A軸の減速機は、20年前の品物です。


元々はこんな物です。
フライス
フライス

出力軸の四角い板に、樹脂製の円盤を取付、側面検査用に使用していました。

20年分のホコリにまみれています~

これから、出力軸の四角い板、

ブレーキ、クラッチ、モーターを取外して、

大きな入力軸のフランジを作り変えて、

このように収めたのですが
フライス
(毎々同じ画像で、お恥ずかしい~)

この状態に納めるには、少々手間取りました。

取付は、ケース下面に4ヶ所ネジをたてて、それで固定しています。

当初の予定では、減速機のベース穴が、

割れない程度の勘合を持ったリーマネジを拵えて、固定しようと、しておりました。

これだと、芯出しピンを打たなくても何時も同じ位置に組みあがるので安心。

当然ネジの下穴は、メーカーサイトからDXFを頂戴してきて、

それをNCVCに取り込んで、このCNCで開けて居り、

タップピッチも±0.01~0.05以下、バッチリの筈です。


しかし、組立てて見ると、入力軸が少し傾く訳ですね~

出力軸の位置は、設計寸法道理なのですが、入力軸が何故か合わない。

カップリングの、許容偏角は1°と有りますが、ぎりぎりです。

何より見栄えが悪く、気持ち悪いです。


何かが可笑しい筈と考えて、

メーカーサイトから頂戴してきたDXFデーターを原寸でプリントして、
フライス

減速機を載せて見た所、原因が解りました。
フライス

取付穴位置が4ケ所、

出力軸付近と思われる所を中心に均等にずれて、誤差になる事が判明しました。


推測ですが、減速機は、同じ枠番でも、色々な取付形式が有る為、

先ず、同枠番なら、全て同じ工程で加工できる、ケース内部の切削と研磨工程を行い、

その後、各々の形状に合わせたクランプ方法で、

ベースの穴加工の工程を踏んでいるので、このような誤差が出るのではと考えました。

いずれにしても、リーマネジ作戦は使え無い事が確定しました~


再度確認の為、普通のネジで固定し組立てた所、ベース穴の余裕を利用すると、

入力軸が正確な位置に持って来れることが分かりましたので、

CNCを使い、メーカDXFデーターで、ベース形状の板を、切り出して、

ガタの無い当りの良い所だけを、箱にテーパーピンを打ち固定しました。


案外順調に出来てたのですが、減速機を固定するのには、手こずりました。


この工程は、最終の面板仕上を予感させる、苦戦を強いられました。

その他は順調だったんですがね。 本当ですよ~

続く~


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さて~
腕が鈍って、腕がぱんぱんです~

A軸の面板を組み付けて、計測すると3/100mmの上下動の振れがあり、

最終仕上げとして、A軸自回転によkつて切削した所、

ド壺に嵌まる結果でした~

4/100の上下動の振れになり、

それを直すため、更に切削を繰り返し、

3/100に戻った所で、手仕上げをしました。

最近、プレスの旋動面もデスクグラインダーで、

簡単にきさげ(風)仕上げ等、

非常にズボラな事をしていたので、久々だと腕が重いです~

もう若くは無いと言う事ですね。


さて、このA軸の仕上げの続き、

組み立て工程を、アップしてゆきましょう~

前回公開したこの部品、
フライス

これを順番に組み立てて行きます。

先ず、ウオーム減速機の出力軸と繋がる、所謂、主軸の部分です。
フライス

クロスローラーベアリングを挿入、
フライス
勘合は強(きつい)目にしています。


クロスローラーベアリングの内輪固定用のフランジを取り付け。
フライス
フライス

ねじは、トルクレンチで、規定トルクで締めています。

クロスローラーベアリングの外輪固定用のフランジに挿入。
フライス

この部品で芯を出す訳では無いので、勘合は、そんなに強く無い程度です。

(ガタガタでは無いです。)

反転して蓋のインロウ部分にクロスローラーを挿入する。
フライス

この部品は、軸芯を出す重要な所なので、勘合は、強い目、

先程の、外輪固定用のフランジを締めて行く事で、やや圧入ぎみで挿入しました。

ねじは、先程の、内輪固定用のフランジと同じように、

トルクレンチで、規定トルク締めて、蓋の完成です。

反対側です~
フライス

この後、
フライス

この箱の蓋としてセットするのですが、中の減速機の位置が微妙に合いません~

さあ、どうする。

続く~


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箱の中身は~♪
箱の中身は~♪♪

箱の中身は、なんじゃらホイ~♪♪♪

製作中のA軸の中身は、ただのウオーム減速機でした~
フライス

組み込み前の部品です~
フライス

メインは、クラッチブレーキ付のウオーム減速機モーター50番 1/60を、ばらして組み込みました。

ギヤーのクリアランスも、気にせず組む事が出来少し時間短縮です。


さて重厚な造りのケースは、

鋼板16mm板厚をガス切断して、電気溶接で製缶しました。


ところで、溶接は、必ず歪みを残します。

見た目はキッチリしていても、残留応力が残り、

機械加工等で、部分的に削ったりすると、

歪みの加減によっては、動きまわり、とても品物に成らなくなります。

今回取り代は2mm有りますが、

溶接部分は、全て大きめの開先をとり全溶接で肉盛をしているので、

結構な応力が残っています。

したがって、応力除去熱処理を行い、それから加工をする事にしました。

昇温は出来るだけゆっくりと、

600℃を2時間以上キープ、その後またゆっくりと徐冷すると出来上がりです。


道具は、いろいろ有りますが、今回も陶芸窯で、2日かけて行いました。
フライス

脱炭もせず、よい赤色に仕上がりました~

電気窯はプログラム運転出来るので、手間がかかりません。


後は削るだけ~

CNC化したフライスで削って行きます~
フライス

ある程度は自動で削れるので大変便利~
フライス
フライス

ここまでは、アット言う間に外側の加工が終了~

その他、取り付け穴、底面の仕上げ、入力軸の穴、割り溝と

どんどんと加工を進めて行きます~

1つ1つの部品をキッチリと作れば、何と出来そうに成ってきました。

続く~


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近況報告、続き~
現在、この様な、
フライス
部品が完成しつつあります~

もう、仮配線をして試運転をして、面板の取付精度の確認は行いました。


これは、A軸、フライスの4番目の座標になります。

CNCが完成し、色々作りだすと、とても便利です。

そして、こう考え出したのです。

「元々USBCNCは、4軸対応なので、3軸だけで使うには勿体ないな~・・・・・」

という事で、すぐ製作を開始しました。



先ず、モーターを駆動軸に連結するドライブ部分の選定です~

一般には、ウオームギヤー、ハーモニックドライブ減速機等を検討するのですが、

まずは、これ、
フライス

ロータリドライブと言う物です。

フライス

可也の高性能、ハーモニックドライブ減速機と同じく、

バックラッシュ0と言う事なので、これを使って見ようかと、

気軽に数社に見積もり以来した所、金額も高性能~

今回は、見事予算オーバーの為見送ります。


お金を掛けずにとなれば、いつも通り、有る物で勝負!!

そして探すと出てくる物ですね~


昔製作していた、回転式加熱炉

これの炉床ターンテーブル(重量25トン)を、

高精度に位置決め制御するため、

サーボ5kw/hと1/800ハーモニックドライブ減速機を組み込んで居ました。

これの予備部品が1組、


それから、自宅に取り付けていた、初期型の自作立体駐車場の、

ウオーム減速機120番 1/30が1台、


他にも、自動検査装置に組み込んでいた

モーター、クラッチ、ブレーキ付ウオーム減速機50番 1/60が1台、

KHK モジュール2.5ウオームギヤーとウオームホイール#20NT×2組


これらから、能力、大きさから、選定すれば何とか成りそうです。

続く~


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CNCの近況報告ですが、

本体は、操作用ペンダントも作り、

Y軸のガタも修理して、快適快適~

なんと、この様な姿に変わりました~
フライス
(機械は綺麗に成りましたが、周りは、まだゴチャゴチャして、片付いて居りません。)



取付前のペンダント製缶品は、こんな状態です。
フライス

少しだけ時間を掛け、丸いアール構造にして見ました~

ペンダントは、ザラエ粉よけのため、

少し高い目に付くため、中途半端な位置になります。

つまり丁度、頭が当りやすい位置なのです~

角があると怪我する事があるので、時間を余分に掛けて作りました~


さて、

どの様に組み立てたかを書きますと、

先ず、シャフト部分を取付~
フライス

電機箱にブラケットの取付~
フライス

アームの取付~
フライス

ペンダント部分のケースを取付~
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スイッチ、ランプ、ハンドパルサーを取り付けて、
電線を通して結線する。
フライス

少し拡大~
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蓋をして完了~
フライス

使い勝手は、中々良い感じです。

デザインも、そこそこ~

次は、もっと良いのが出来そうです。

続く~


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