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銀細工6
今回は志乃の結果報告の予定でしたが、作品を御客様にまだお見せ出来ていないので、銀細工の続きを更新します。


石膏型から脱蝋し800℃に上げるまでの間に鋳造する素材の準備をします。
通常は950シルバーに成るように純銀と925シルバーとブレンドしていますが御客様の要望で今回は純銀だけを使用します。必要な重さ160.9gを計り、鋳造機の坩堝えセットします。
銀15


鋳造機は前もって、試運転と調整を行なっておきます。
この装置が私の使用している真空加圧鋳造機です。この装置の坩堝に上記画像の純銀を入れました。

この鋳造機は、廃棄物状態の物をインターネットで見つけ12万円で購入しました。
其れを自分で修理改良し、2種類のガス(アルゴンガス、窒素ガス)を同時使用して溶融金属の酸化防止、足し湯の加圧、等、出来るようにしています。PCも内臓されており設定すれば殆ど自動で鋳造出来る結構使い良い機械です。新品なら500万円程の装置なので良い物を手に入れました。
銀16


石膏型は一旦800℃に上げ1時間保持した後、700℃に下げ1時間もう一度保持して取り出します。(取り出し直後で、薄っすらと赤く焼けているのですが判り難い画像でした。)
銀17


装置に石膏型を組み込み、いよいよ鋳造開始。
スタートボタンを押すと、先ほど準備しセットした純銀がインダクションヒーターの加熱により真っ赤に成った坩堝内で溶けてゆきます。
銀18


次回へ続く!!

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銀細工5
本年第二回目の更新は銀細工の続きです。
志乃の結果は次回のお楽しみ。

脱泡後数分で石膏は固まります。
銀11


石膏が固まったのを確認してガムテープと下型をはずします。
銀12


脱蝋するためもう一度逆さまにします。
銀13


電気炉で温度を上げて蝋を抜きます。
銀14

この炉も自作で作った物で、焼物からガラスまで多種に使用しております。


次回へ続く!!


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皆様、
明けまして、おめでとう御座います。
本年も宜しく御願いします。

今年最初の更新は、まず陶芸から、
12月22日の催しで皆様方と一緒にかけた志乃釉と飴志乃釉の施釉画像、窯詰めの画像を数点公開します。

まず向堂様の作品
陶器1


奥様のみっぴー様の作品
陶器2


里乃様の作品
陶器3

皆様とても芸術的に釉がけをされておりました。

私は単純にかけて見ました。
陶器4


そして自動ガス窯へ詰めます
画像1
陶器5


画像2
陶器6

後は還元から酸化の切替以外全て自動、窯まかせですので楽でした。
今回はいつもより焼成温度を15℃(1260℃)低くして練らし時間を8時間長くしてみました。
焼き上がりは次回!!

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